フリーランス言語聴覚士はしっ子の、こだわらない話

~北のマチのフリーランス言語聴覚士の医療教育系ブログ~このブログを本にしたい

プロトタイプのない未来

【第99回】

プロトタイプのない未来

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いつもこのブログに訪問くださり、
ありがとうございます。



いつもこのブログを綴るにあたり、



タイトルやテーマになる言葉が
ポンっと頭に浮かんできます。



それをそのまま書いたり、
少し寝かせておいたりするのですが、




今回は、「プロトタイプ」という言葉がパッと浮かびました。



プロトタイプ


原型、基本型、手本、模範。


今回のブログテーマは、「プロトタイプのない未来」




原型、基本形、手本、模範のない未来、
ということになりますね。




今、この言葉に

「不安」を感じる人と、感じない人が分かれると思います。



私自身は、自分の子どもの将来を考えた時、

今のような社会の仕組みではなく、



義務教育が解体されていたり、
海外のスクールに通うことが普通であったり、

会社で働く仕組みも今とは様変わりしている

そんな世の中になっていたら、おもしろいなと感じています。



自分が歩んできたものと、「未来」が異なるならば
私はそこに期待し、わくわくします。




この捉え方は、人によっても様々ですよね。





プロトタイプのない未来。



ここでさらに取り上げたいのは
プロトタイプのない働き方。




私は言語聴覚士として、
4年前に個人的な働き方改革をしました。



簡単にいうと、


「ここでしか働けない」の考え方から、
「どこでも働ける」に変換しました。




どういうことかというと、



言語聴覚士やリハビリ関係、介護、医療関係の職業の人は、


通常、病院や介護施設等で働きますよね。



そこを通常の働き場所以外でも、
もっと多くの場所で働きたいと思ったことがきっかけでした。



そのために、
フリーランスの立場になることを決め、


所属しない形で、実際に
様々な場所でお仕事をさせていただいています。



なぜこのように思ったか、というのも

通常のその専門職が働く場所で働いていても、

新たな広がりがないと感じたから。




自分の職業を大切に考え、
その未来を真剣に考えたとき、



病気になった後の人のリハビリをする大切さ以外にも、



病気になる前に出会い、

専門のリハビリがあることを知ったり、
その予防をすることを伝えたり、


病気になる前に出会えて「安心」を感じられる


そんな風に働く言語聴覚士
必要なのではないかと思いました。



同じ職業の仲間が現場で頑張ってくれている分、
自分はこんな風に働こうと思い描けるものがありました。



そして、これから職業を選ぶ
中学生や高校生のことを考えたとき、


学校の先生や警察官、美容師に調理師・・・


数多ある職業の中から、その仕事を選ぶときに

そもそもその職業の存在を知らないと
「職業選択」の場にも並ばないことに気づきました。



そうなると、
自分が大切にしている好きな職業を目指す人が
今後どんどん少なくなってしまうかもしれない。


少子化で、人口減少が進む日本において、
これは致命的なことです。



知ってもらわなければ。


もっともっと外に出て、自分の仕事を知ってもらわなきゃ。
たくさんの人に出逢わなければ。


それが、フリーランス言語聴覚士という立場になり、



プロトタイプのない未来


プロトタイプのない働き方を選んだ理由です。




みなさんはいかがでしょうか。

このブログを読んでくださる皆さんであれば、
感じるところがあるのではないでしょうか。




リハビリ業界では、

理学療法士は今後
供給過多状態になるといわれています。


要するに、
就職先よりも働きたい人が
余ってしまうということ。


言語聴覚士は、需要過多で
職業としては今後も安定しているといいます。



そうなると、
自分のお仕事、暮らしの安定のため、

むやみに自分と同じ職業を
目指す人を増やしたくない、


そんな考え方もあるでしょう。



でも、それだと何も広がらない。

人がいる限り、病気はなくならない。



病気への向き合い方、アプローチの仕方を変えていけば、

仕事はいくらでも生まれてきます。



自分の職業の従来の働き方に
捉われる必要はない。


そう、強く感じています。





先日、これまでの取り組みの一部を専門誌に掲載して頂きました。


「地域保健」という
保健師さんの定期業界誌(2020年5月号)に寄稿したものです。





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(NPO食べる力・円の取り組みー言語聴覚士による地域共生の活動ー)




ご覧になられた方もいらっしゃいますか?


もし、手に取る機会がございましたら、
ぜひ読んでみてください(^^)




全国でも例は多くありませんが、

言語聴覚士の働く場所も、

行政や学校機関など
少しずつ広がってきています。


組織に所属するとしっかりと働けます。



しかし、組織に所属しないという方法で、
多岐に渡る場所、場面で貢献した方が、

自分の職業の専門性を最大に発揮できるかもしれません。




こんな働き方があったらいいな、

それが実現できる可能性は
実はそう低くはなく、


その一歩を
誰も踏み出していないだけなのです。



シンプルに言うと、一歩踏み出して
やるか、やらないか。


きっかけがあれば、
トントントンと進んでいくことも

意外と多いもの。




そのためには、たくさんの人と出逢い、

自分が目指す形、
姿を声に出して発信すること。



それは間違いなく、

プロトタイプのない未来に
つながっていきます。



プロトタイプのない、

なんて不安に感じる人も
多いかもしれません。



でも、
そこからしか生まれないものがある。


そして、それがやがて
スタンダードになる時がある。




「やりたい仕事がない」という人も、


ただ単純に、「今(現代)」に、

たまたま自分の「やりたい仕事」がないだけなんです。


未来には、その人のやりたい仕事も
あるかもしれない。



仕事や働き方は時代と共に、
とても流動的なもので

変化の絶えないものです。


ぜひ、受け身にならず、
いわゆるwithコロナの時代、


今あるものより、
今ないものにワクワクして、

思考や視点をちょっとだけ変えてみる。


そこから気づけるものがあります。


自分の中に湧いてきた
素朴な疑問を無視しないで、

素直にその声を聴いてみる。


すぐにその声に
答えることができなくても、

自分の中の素直な言葉を
忘れずにとっておく。


ぜひ、自分の未来に少しだけ
ワクワクしてみてください。


自分の未来を勝手に決めつける必要は
どこにもないのですから。