フリーランス言語聴覚士はしっ子の weekly magazine

~北のマチのフリーランス言語聴覚士の医療教育系ブログ~

幸福な医療者を増やしたい

【第111回】

幸福な医療者を増やしたい


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いつもこのブログに訪問くださり
ありがとうございます。



突然ですが、今私はビジネスの勉強をしています。

これまで恥ずかしながら起業前、起業後も
独学で勉強してきました。

独学とは、古典的なビジネス本を読み漁ったり、
先輩経験者からお話を伺ったり、セミナーに参加したり

それで十分学んでいると思ってきました。


私は十分学んでいるし、努力している、と。



でも、それでは
本当に成し遂げたいこと、


本当に届けたいひと、


本当に届けたい層に
届くことはできない


本当に幸せになってほしい人達に届けることはできないんだ、と

これまでのやり方に一種の限界を感じていました。



それは、このコロナ渦において色濃くなってきて

私の予想はより強い確信となってきました。



これでは本当にやりたい実現したいことが
社会事業として成立することができない。

社会起業家と名乗りたい、名乗らなくてはならないと思っても、

社会起業家と名乗るなんておこがましいと思ってしまう。



ここでこのブログを読んでくださっている
あなたにお聞きしたいことがあります。



あなたが病気をしたとき、介護や人の手が必要になったとき、

どんな人に自分の身体や自分の生活、

自分のお世話を頼みたいですか?




自分が自分のチカラで色んなことが出来なくなった時、
それを素直に受け入れられる人はそういないと思います。




どんな人に見てもらいたいか。

どんな人に自分の出来ないことを頼み、
自分のお世話に値することをやってほしいか。




これまで私が医療介護の世界で出会ってきた人々。


そのスタッフの方々は素晴らしい方から
まだ人としての成長が未熟な方、色んな方を目にしてきました。



正直、この人に
自分が病気してから見てほしいとは思えない・・・


そう思ってしまう人も全くいなかったわけではありません。



ですが、総じて言えるのは


医療者、介護者の方々で、


元気で、キラキラしていて、
仕事が楽しくって仕方がなくて、

いつもハッピーを人に与えるような


そんな人に出逢うことはなかなか少なく、




医療介護者自らが、どこか

身体や心に不調を抱えていたり、

家族や身内に心配事が重なっていたり、

経済的にも精神的にも不安が重責していたり、



そんな方が多いなと感じておりました。




支援する側が、

ケアする側が、


元気じゃない。

幸せじゃない。

活力がない。




そんな人をたくさん見てきました。


そして悲しいことに、

今、若い医療スタッフの方が病んでしまったり
誰にも相談できず苦しい思いをされていたり、


逃げ場を探している様子が珍しくないのが実情です。




私はこれまで、嚥下障害予防で食べるチカラを高める活動をしてきました。


最期まで食を楽しむ、最期まで自分の人生を生ききれる幸せな高齢者を
増やしていきたいと切に願って、活動してきました。



その思いは微塵も変わりません。

むしろそその熱意はどんどん膨れてきます。



ですが、その思いと比例するように


「幸福な(しあわせな)医療者を増やしていかないと、
医療介護が成立しなくなってしまう」


という危機感がどんどん高まっていきました。




だから、私は
この「幸福な医療者を増やしていきたい」という


とても壮大なテーマから目をそらさずに
自分の活動をさらに深めていきたいと

静かに、決意しました。




あなたは、自分が健康ではなくなったときに

どんな人に自分の身を預けたいですか?



もっと医療者自らが幸せになっていかないと

人を幸せになんてできない、
人を支えることはできない、そう思います。



幸せとは、物質的に、精神的に、金銭的にも幸せという

様々な幸福感があります。



逃げずに目を背けずに、
この大きな課題を真摯に受け止めたい。



あなたの抱えている
課題と感じていることはなんですか?



そのスケールが大きければ大きい程、
挑戦しがいというものがあります。



夢は大きく、希望は絶やさない。



私はここで、
このブログを読んでくださったあなたに


自分のスケールの大きな夢を
書かせていただきました。



あなたはどんな夢を描きますか?

オンラインSTの可能性

【第110回】

オンラインSTの可能性


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いつもこのブログに訪問くださり
ありがとうございます。




コロナ渦により、オンラインがあっという間に主流になりましたね。


ですが、果たして
どれだけの人がオンラインを使いこなしているのか。



恐らく仕事がオンライン化した人は
全体の一部であるだろうと踏んでいます。




私自身はコロナの影響で
セミナー受講などの自己研鑽はオンラインが主流になったり、



ミーティングや交流も全国各地の方々と
毎週のように開催するようになりました。



オンライン企画をしたり、
既存の事業もオンライン化せざるを得なくなったり、



「いつか」使いこなしてみたいと思っていた
オンラインツールは一気に身近になり、


必要不可欠なものになりました。





でもその反面、

いつでも繋がれることには
窮屈さを感じることもわかりました。



移動時間がないから、
オンラインでスケジュールを詰め込んでしまう。




頭を切り替えつつ、
でも集中力や発想は続かないので


表面上のミーティングがスムーズに進行していく・・・


中身が伴っているかは置いておいて・・・





そんな事も珍しくないのではと思います。





「オンライン化する」は、


人によって使う頻度、そのレベルは異なりますね。




私の友人でとってもアクティブな方がいるのですが、

その方は、オンラインセミナーやオンラインミーティングは全然使用しないと言っていました。



関心はあるものの、必要に迫られていない様子で
「必要だ」と感じて、その世界に飛び込めばその世界は待っているけれど、



「必要だ」と感じなければ、始まらないもんなんだな、
と感じました。



うちの夫は仕事において
オンラインツールは使っていないようなのですが、



情報収集やモチベーション管理にYouTubeを活用しています。


情報収集やモチベーション管理がオンライン化した、
ということだと思いますが、




これも「オンライン化」




色んなスタイルのオンライン化があって然るべきで、



避けたいのはオンラインにしたことで、

かえって不便になる、不合理になること。




アナログをすべてデジタルにしても、
100%効率的になるわけではなく、





メモをするとか、本にしおりを挟むとか、

アナログの面は記憶の定着のためには必要であるなど、



アナログの面は残しておいた方が
かえって効率的と思っています。





コミュニケーション面もそうで、
会って話して同じ場で同じ時間を共有し、

その方のパーソナルな部分に触れると記憶に残るけれど、




オンラインで「初めまして」とたくさんの方と交流しても、

顔と名前を一致させるだけでもなかなか厳しいものです。



それだけオンラインだと得られる情報が少ないから。






だからこそ、普段からの交流、
人となりを知っている、

「この人からサービスを受けたい」など



知っているからもたらされる「安心感」が大切だと感じています。





2020年は様々なビジネスがオンライン化しました。





リハビリ業界もしかり。


特に言語聴覚療法は、

コミュニケーション訓練においてオンラインと相性が良いこともあり、
成人も小児もオンライン言語訓練のサービスが高まってきています。



でも、私が様々なオンラインセミナー等を受講してみて感じるのは、
オフラインでのリアルな会場で学んだ情報とは記憶の残り方に雲泥の差があること。



会場までの道程、
会場での講師の臨場感、
会場参加者の緊張感や興奮、
参加者との交流、
メモや記録、アイディア・・・


オンラインで記憶の定着まで図るためには、

インプット、アウトプットの工夫は不可欠です。





これは、サービスのオンライン化にもいえるのではないでしょうか。



オンラインは本来の
サービスを受ける集中力が定まりにくい。




言語聴覚療法のオンライン化で
サービスを利用出来て喜んでいる方が多いと思いますが、

改善するまでに至るには、本人の努力とセラピストの力量が問われるでしょう。




やはり、教室展開されている言語聴覚士さんのお話を聞いても、

リアルな場に足を運びたいのが人間の心情ではないか、と感じています。





その中で、「オンライン」だからできること。



食べるチカラえんでは、半年程前から

オンライン嚥下障害相談室を始めています。




その中で、利用して頂けた方にこんなケースがありました。



家族(当事者)に知られずに、家族の嚥下障害の相談がしたい。





そのため、その方は自宅ではないところから
オンラインで繋いでお話を聞かせてくださいました。



身内の介護をしていて、プライバシーを考えながら
自身も時間のやりくりがある。


その場に訪れたり、問診票に記入したりする時間も限られる中、



オンラインで相談からお話を伺って

支援の道筋をつけていく。




リアルな家庭の在宅での状況をお聞きしながら、

家族が、支援者が確かな知識をもって、

安心して、納得して介護に関われるように
背中を支えていく。




この形であれば、「オンライン」は確かな強い味方になると感じています。




全国、そして海外で暮らしていても
その在宅で行われている「嚥下障害支援」を支えたい。




嚥下障害の予防&支援 
食べるチカラえん 
では、



オンライン嚥下障害相談室*えんをすすめています。





オンラインだから、
「この人に見てほしい」がより如実にでてくるものです。




今後、巷に
リハビリのオンライン化が当たり前になったときに


「サービスの差」を見て、利用者は判断すると思います。



その時にやはり知りたくなるのは、
どんな人がサービスを提供してくれるのか、ということ。




「この人にうちの家族の話をしたい。」



そう言ってもらえて、

選んで頂けるように、



「この人に見てほしい」と思われる人でありたいと思っています。




「人」対「人」




時代がどんなに進んでも、この部分は変わりません。


人と人が出逢い、関係を築いていく。

支える。ともに歩む。


アナログの面があるからこそ、
人は人らしく、関係性を紡いでゆけるのだと思います。



最後になりますが、

オンライン嚥下障害相談室を覗いてみたい方は
どうぞこちらへ。


お待ちしています。


食べるチカラえん ホームページ

活動軸の修正

【第109回】

活動軸の修正

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いつもこのブログに訪問くださり、
ありがとうございます。



毎日の政府の発表、メディアの情報に
お疲れぎみになりやすい最近ですね。


振り回されず、と意識していても
やはり振り回されてしまうもの。


冷静になるためには、
深呼吸、そして温かいものを食べて飲んで、
しっかり寝ること。


身体を休めると精神も休まってくるので、
自分の身体、家族の身体、出来ることから
労わっていきましょうね。




さて、昨年末から色々と動いていたのですが、
私の近辺も少し変わりました。


活動軸の修正というのでしょうか?



具体的にはこんな感じです。




NPO食べる力・円の屋号から「嚥下障害予防&支援 食べるチカラえん」の屋号に変更。
・任意団体の代表から個人事業主の活動へ変更
・ロゴデザインを一新

・活動軸を地域限定から全国視野へ





活動ビジョン
「食べるチカラを高めるまちづくりに貢献する」
はそのままに、

よりしなやかに、よりたおやかに活動していく所存です。


活動詳細に関しては、こちらのホームぺージも
覗いてみて頂けますと飛び上がって喜びます!

peraichi.com




こちらの表示名がまだ変更になっていないところが、気になるのですが・・・

絶賛色々と修正中なのでこれから変更になる予定です。





さて、活動軸を修正するにあたり
その背景と、

期間は短いまでもどんな効果があったのか、以下に綴ります。



背景

嚥下障害予防の活動を主軸とした任意団体を設立して4年。

医療福祉以外の方も含む異ジャンル多職種で構成する団体として活動して参りました。

本当に支えられました。色んな見方を教わりました。

その中で、やはりどのように運営するか、
どんなことを企画したり割り振りしたり、どのようにするのか考える場面が多々ありました。

その中での新型コロナの流行。

通常よりもコミュニケーションが限定される中、
ここはより柔軟に対応できる形に修正した方が、

現在に合わせた活動ができると考え踏み切りました。



実は、ここまで至るまでにも決断には時間や体力がかかりました。



任意団体設立から支えてくれた活動メンバー

思い入れはもう、山のようにあります。

寂しさもある。



けれど、運営スタイルは変わっても、
私と個人のつながりは変わらない。


応援し、応援される存在であり続けられるように
二の足を踏まずに進める「柔軟さ」をもったスタイルで



ビジョンをもとに「今」「必要な」「活動を」「続ける」




ことに致しました。



私の場合、思い考える時間はたっぷりと用意します。

ですが、一度決断すると行動は早い!
行動すると、感じ方が全然変わってくる。


ということで、新年と共に諸々の活動軸の修正を行ったのですが、

すでに色々とその効果が感じられています。



効果

屋号変更について

音の響きは変わらないけれども、表記が変わる。

そんなに変わらない気がする屋号変更する一つをとっても、

ロゴや名刺、あらゆるSNSの表記の細かな修正や挨拶まわりなど
やらなければならないことはたくさんあります。

これまで積み重ねてきた検索エンジンにも影響する。



ですが、これが思いのほか
新年のあいさつ、そしてコロナ渦になってからの
希薄しているコミュニケーションの潤滑として、


これまでの活動の中で関わってくださった方々へ
ご挨拶と近況報告ができる機会となりました。

今の時期なので、互いを思いやりメールではありますが、


「元気ですか?」
「元気です」というように、



久しぶりに連絡できたこと、短い文章でもやりとりができて
活動をお伝え出来たことは思わぬ収穫でした。


ロゴも一新したことで、
気分も心機一転。


人間面白いもので、看板が変わるとこちらの姿勢も変わるんですよね。

店舗を構えていないのでリアルな看板ではなく、
この場合の看板は

インターネット上で表にでるもの
名刺で表に出るもの = 屋号やロゴデザインです。


それらが顔として、表向きにでる。


面構えが変わったらこちらの気持ちも心が立つ感じがするものなんですよね。





任意団体の代表から個人事業主の活動へ変更

これは、やっぱり活動しやすいです、が本音です。


なぜなら意思決定までが早いから。


自分の脳内で決める、やめる、整理整頓に微調整が
自由にできます。


発信の仕方もあれこれ考えずに楽になりました。


個人で勝負する形になりましたが、今はこれが性に合っているように感じられます。





活動軸を地域限定から全国視野へ


活動軸を地域限定から全国視野へ。


これは、2年程前から進めていましたが、
オンラインが当たり前になった昨今、


私自身の活動範囲もオンラインで全国的に自由につながるようになりました。


数年前に着想した

介護施設と嚥下相談でオンラインでカメラでつながる」ことも、
今年は時代の後押しもあり、サクサクと進みました。



どこをとっかかりにしたら良いかとかつては思っていたものが、

大きな障壁なく乗り越えることができた。



これはとても大きなことでした。



これならもっと、もっと全国規模でつながれる。



もっと全国の嚥下障害支援の必要な人達、支援職と

繋がることができる。


昨年一年を通し、確かな実感として感じられたことです。



嚥下障害で困らない、
嚥下障害の人、家族、その支援者をひとりぼっちにしない、


大きな夢に向かって、

心機一転踏み出します。



今後も微調整を繰り返しながら

しなやかに伸びやかに事業が育っていくことを描いています。




今後ともよろしくお願いいたします(^^)

言語化の大切さ

【第108回】

言語化の大切さ

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新年あけましておめでとうございます。


本年も、
フリーランス言語聴覚士はしっ子のweekly magagine


をよろしくお願いいたします。




また、いつもこのブログに訪問下さり
ありがとうございます。




さて、新しい年になり

「今年はこれをやってみようかな」「あれをはじめてみようかな」


という方も多いと思います。



かく言う私も、
「始めたいこと」がたくさん湧いてきていまして

どれを始めて、どれをやめるか、

自分のペースでバランスを保つならどれを残していこうと、
いま吟味しているところです。



そんな中でも、私が特に
自分自身の今年のテーマだと思っているのは、


言語化の大切さ」ということ。


私自身、結構感じていることなんですが、


昨年は人と接触することや、
お話の機会が総じて減りました。



対面で会話する、説明する、理解してもらう、



そういった一連の
高いレベルのコミュニケーション機会が総じて減少し、



私自身が感じていることは、


会話場面での語彙の不足です。



話していても、思っているよりも

自分自身からでてくる言葉に
自分から出てくる言葉の語彙不足を感じます。




話したい言葉がすっと出てこない、

上手く話せているつもりでも、

なんだか言葉足らずで
イメージが共有できているかつかめない、


普通に話すだけでも、なんだか緊張する

目を合わせるのがちょっと照れくさい、





なんだか気づいた時から
こんな感じになっています。




私たち言語聴覚士

コミュニケーションに関するお仕事を生業としていますが、

失語症の方々の訓練場面や訓練室だけではなく、

実践的コミュニケーション機会が
いかに大切なことであるかが、


この度の機会をもって
実感としてひしひしと感じられます。



リアルな場での相槌や視線、身振り手振り、
言葉選び、言葉遣い


その臨場的な言語的なやり取りが
いかに難しいことをやっているのか、ということですね。





だから、いざ伝える場面になると

疲れる。緊張する。

伝えたつもりが伝わっていない、なんてことが
昨年から結構私の中で起こっています。



これはやっぱりコミュニケーション機会が
事実上、減っているからなんですよね。




言葉を変えると、

アウトプットの機会が総体的に減っているから。



アウトプット機会が減っているから、

自分の中で思考や言葉だけがぐるぐるした状態が続いてしまう。



言語化する。



それは、言葉で話すだけではなく、

文章や動画、最近一般の方でも始められるラジオ等、
なんでもいいので

アウトプット、表出すること。



特に発信することに拘るわけではありませんが、

人に見られると思うと、ピリッとしまるので

表出には「発信」をセットにした方がいいと思います。




私が、今年、
自分自身に必要と課しているテーマは、


自身の活動や、コンセプト、

できること、できないことなど

活動が手に取るようにわかるように
わかりやすくすること、

私自身を知らない人にも親近感を持ってもらって
交流のハードルが下がること、

そして提供するサービスを
必要な人に必要なタイミングで届けること、



そのために
言語化して発信すること。




振り返ると、これまでの発信は
発信しているつもりが、

全然不十分であることに、割と最近気が付きました。



これには自分でも驚き。


でも、今からでも遅くない。

いや、これから、今だからやった方がいいこと。



リアルで会話機会が減っても、
オンラインツールを活用しても、

音声手段に限らず、発信の方法も限定せず

言語化できるステップをどんどん掘り下げながら

自分の中で抽象的になっている部分を言語化していく、



本年はここを大切にしていきたいと思います。



みなさんはどこを大切にしていきますか?



もっともっと、
私は私に、自分の活動に、

「自分に集中」していきたいと思います。

フリーランス言語聴覚士のこれまでとこれから

【第107回】

フリーランス言語聴覚士のこれまでとこれから


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いつもこのブログに訪問下さり、
ありがとうございます。



2020年も終わりが近づいてきています。


この時期に自然と振り返るのが、

「今年はどんな年だったのか。」



振り返ってもなかなかこんな年はなかった、
と思えるような今年の一年ではありますが、


どうかこの状態が

雲の切れ目から日の光が差し込むように、
霞が晴れるように、穏やかな日々になりますことを
願わずにはいられません。




私は、今年を振り返るにあたり

ふと気づくとフリーランス言語聴覚士になって
5年目に入り、


自分としてももう5年目と
驚きを隠せてはおりませんが、、、



自分なりに歩んできた道があるので、
このあたりで少し振り返りたいと思います。
(過去ブログでも触れてはいるのですが)


フリーランスSTに関するお問合せや
コンサルの申込みなど、ご相談を頂くことも増えているので、


ここにも参考までに記事にしておきます。




フリーランス1年目

2016年、ST8年目、29歳

時期は定かではありませんが、
1年位前からフリーランスを意識し始め

色々と思い悩む時期と重なり、

退職を決めフリーランスの道に。
半年間の退職までの準備期間を設け、

訪問リハビリの移行の関係から

最終的には常勤退職後、すぐに非常勤に切り替わることになり

老健週12時間勤務となる。


非常勤勤務以外の時間はフリーランスとなり、
今振り返ると、セミフリーランスや複業という形式にあてはまると思いますが、

介護予防分野に参画するために、さぁどう仕事をつくっていくか。



仕事の軸として
「嚥下障害予防」「嚥下障害の啓発」のテーマしか決まっていなかったこともあり、

嚥下食に特化した配食事業をはじめるか、(これは配食事業の現在の充実を見ると参入しなくてよかったです)
とろみ剤を地元の食品を使って開発するか、など

何から手をつけるか迷いに迷っていました。


当初の期待としては、
社会的にニーズのある言語聴覚士という専門職が
フリーランスになったら、

そのニーズに合わせてお仕事の依頼が
向こうからやってくると思っていました・・・


現実はそんなに甘くなく、理想と現実のギャップが埋められず

半年間、ST以外にもさまざまな勉強をしながら

頭を少し休ませた時期でした。

後から振り返ると、この時期にした勉強や出会った人、
とった資格など、今、活かされているものばかり。

やはり無駄な時期などないものだな、と思います。



冷却期間のあと、

嚥下障害予防という社会的課題に対するアプローチということで

NPO化を勧められ、

多職種からなる嚥下障害予防を主活動とする任意団体を設立。

その事業として、公民館等を利用した一般高齢者向けの嚥下サロンを月2回開始。

嚥下の仕組みの講義、お食事のご相談、飲み込みやフレイルチェック、
自宅でできる嚥下トレーニングなど実施していました。

言語聴覚士法を確認しながら、
当時ほとんど耳にしていなかったフリーランス言語聴覚士の働き方は

どんな方法なら可能なのか、どこまで出来るのか、

参考にするものなど全くない中、
本当に手探りで進めていきました。

当時は立ち上げた嚥下サロンの利用人数に波があったり、
また、参加費は経費で消化してしまう程度のものであったので、
活動には悩みばかり。

だからといって、自費リハにも踏み切れない。

ある経営者から言われた
フリーランス言語聴覚士のパイオニアになったらいい」の言葉を支えに
進んでいました。

この時に歯を食いしばってまわったのが、行政やケアマネさんの事業所等に営業まわり。

緊張のあまり逃げ出したくなりながらも、
何とか自分を鼓舞して前に前にと進んでいました。



フリーランス2年目


2017年 ST9年目 30歳

少しずつ少しずつ、出逢う人が変わり、

私個人の認知度が高まり、

障害者団体での講演、介護福祉課の高校の授業、

新聞記事での取材など、

お声をかけていただくことが増えていきました。


少しずつ高まっていく、嚥下障害の予防への意識。


その手応えを確かに感じつつ、次のステップに進むことを
思い描くようになりました。


多くの方に参加して頂いた事業の走りとしてスタートした
嚥下サロンは単年度の事業として終了し、

嚥下サロンの発展型として物件を借りて
店舗を持ちたいと夢を描きました。


なにせ、フリーランス言語聴覚士の働き方なんて知らないし、わからない。


こんな言語聴覚士がいたら面白いな、と思う姿を
ひたすらにやっていこう!スタイル。


正解はわからない、だからやってみる。


無鉄砲とも思えますが、


通常だと、病院や介護施設等に所属することが当たり前なSTが
社会で好きに動いてみたら、

どんなおもしろい掛け合わせでお仕事が生み出されるのか、

一種の社会実験のような感覚で


広い意味で嚥下障害の予防ができるような
環境づくり&まちづくりをはじめました。



店舗でやってみる、そのプランは

嚥下障害予防の任意団体が運営する
「地域共生型の嚥下食が食べられるカフェ」


地域の子供たちから、お年寄りの方までにぎわいながら
その真ん中に言語聴覚士がいて、

自然と病気になる前から言語聴覚士に出会える場所をつくりたい。



食品衛生責任者の資格をとり、飲食店営業許可をとり、

家庭のお金は手をつけないことで、夫に新規事業開始の許可をとり

資金調達に選んだのは金融公庫からの貸付とクラウドファンディング



自分を信用、信頼してもらうにはどうしたら良いか、

本を読み、人に相談し、仲間の力を借りて走り抜け

なんとかコンセプトを形にしてオープン。

そのコンセプトのオリジナリティから注目度が高まり、

介護新聞や各種講演会にも度々、お声かけ、取り上げてもらえました。

表向きは普通のカフェなので、

お客様の殆どは通常のカフェ利用のお客様でしたが、

実際に嚥下食の相談に来てくれる人、自身の介護の相談に来られる人、
子どもの発達や構音の相談、

嚥下食の商品開発など、

絶対的な件数は少なくても

確かに必要とされているターゲット層が反応してくれていることを感じました。



非常勤で週12時間勤務と嚥下食が食べられるカフェの経営、営業。

そのほとんどを一人でこなしていたので、
なかなか目の回る忙しさ。

確かな充実感と程よい疲労感。

ただただ走っていました。



フリーランス3年目

2018年 ST10年目 31歳


非常勤の臨床業務とカフェの経営、営業

充実感を感じつつも、STとしてのお仕事は十分にできているのか、
思い悩んでいました。


店に立つと、どうしても
「カフェの人」になってしまう。

言語聴覚士がいる」「嚥下食が食べられる」

そこをコンセプトに強く出しすぎると、来店客層を限定してしまう。

飲食店である限り、来店客数、売上は必須。

今後もどんなスタイルで営業するのか、
考える時期が続きました。


離乳食を販売してママさんたちが元気になれるような
工夫を地域相手にしたり、

嚥下障害予防のカレンダーを制作して販売したり

求められていることに近づこうと工夫の連続の日々でした。


NPOとして法人化するか、その必要性は果たしてどうなのか
そろそろ決断をしなければならない、と思案を重ねつつ

人との出逢いをとにかく楽しんでいた時期でもありました。




フリーランス4年目

2019年 ST11年目 32歳 


そんな中、新たな命を授かっていることが発覚。

長年、そのタイミングを家族で願っていたこと、
悪阻による想像を超えた体調の悪化もあり、

今後の運営の存続を考える機会となりました。


母体を優先とすることで経営を引き継ぐことを決意し、
違うコンセプトのカフェにリニューアルすることになり、


思いがけず歩みがスローになったタイミングの中でも

多職種向けの講演会、地域住人向けの講演会等が

これまでのフリーランスSTとしての活動の種まきがつながっていたり

その活動の重要性を評価していただける機会がつながり、

人前で話す仕事に縁が深いことを再認識しました。



非常勤勤務も正式に退職し、

臨床から一時離れ、完全なフリーランスSTとなったのもこの時期で、

行政の会議、嚥下食食開発など、

出産前までできるお仕事を継続。

COVID-19の影響により
産後もオンライン会議など参加できるお仕事があり、

フリーランスだからこそ、自分のプライベートの状況が変わっても
柔軟に働きやすいことを身をもって感じました。



フリーランス5年目

2020年 ST12年目 33才

夫の半年間の育休でサポートもあり、
産後2カ月より少しずつ仕事開始。


行政の会議へ参加、オンライン嚥下相談、介護施設嚥下相談等、


育児を中心として、言語聴覚士としての仕事も早期から復帰、継続する、

私の中では理想的なスタイルに。


初めての育児のさ中、特に生後3か月くらいまでの母子ともに不安定な時期、

仕事がある、ということが「もともとの自分に戻れる時間」として、
自分らしくいられる貴重な時間でした。

自分らしくいられるから、子育てにもわずかばかりの余裕ができる。

子どもとは笑って過ごしたいからこそ、
言語聴覚士の仕事を通して、自分自身も笑っていたい。


ママになること、STを続けること、

そのどちらも、わがままかもしれないけど諦めたくないし、
その方法を探っていきたい。


不思議なことに、「こんな風に働きたい」としてだした願望は
叶っていることばかりで、

こどもと一緒に働くスタイルを採用して頂けている契約先や、
在宅でオンラインで施設とつなげるスタイルも採用して頂けています。



状況は年々変わっても、自分が理想とする姿はあきらめなくていい、

男性と女性でも、その人のタイプや理想像でも
どんなスタイルにするかは異なりますが、


「こんな言語聴覚士がいてもいい」そんな姿をまず思い描くところから始めることで
形作っていけるのだと思います。


最近では少しずつフリーランスSTの存在と働き方を耳にするようになり、


先駆者の人達からその働き方を教えてもらえるようになってきました。


TwitterなどSNSでは
私も情報集めや面白い活動のST関係者の方々との出逢いを楽しみ、
その活用を重宝していますが、



結局、どんなふうに働きたいか

決めて行動するかは自分次第なんですよね。


フリーランスST」といっても
限りないスタイルがある。


自分にあったスタイルは必ず存在する。



やる前から諦めなくっていい。
それは私自身の体験から会得したことです。




そして、フリーランスST5年目は残り半年。

やりたいことはあげればキリがない程なのですが、

自分の身体は一つ。かけられる時間も限られている。

だからこそ満足いくものに時間とエネルギーをかけていきたい。



年明けに自分としては大きな発表を用意していますが、
それはまた今度の話で、


今は扶養範囲で働くフリーランスママSTとして、
今後も時間とその働く範囲を自在に変化させながら、


もっともっと限りなく
STを面白くする挑戦を続けて

キーワードの「いつでも柔軟に」を変えずに進んでいこうと思います。

言語聴覚士になろうとしてる人に届けたい

【第106回】

言語聴覚士になろうとしてる人に届けたい


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いつもこのブログに訪問下さり
ありがとうございます。


今回は言語聴覚士を目指そうとしている人向けに
記事を書きたいと思います。



というのも、最近Twitter等で
養成校に行くか行かないか悩んでいる、


養成校に行った先で、どの方向性に行けばいいか
思い悩んでいるなどの声をリアルにお聞きするから。




とはいっても、何から書けばいいか
考えれば考えるほど悩んでしまうので、



過去ブログにも触れているとは思うのですが、

改めまして

私が言語聴覚士に進路を決めた成り行きと、
就職先を選んだ経緯等触れていきます。



さて、遡ること
高校二年生の進路選択時期。


子どもの頃からボランティアや福祉関係に
なんとなく興味を持っていました。


当時の自分の言葉で言うと、
「人のためになるような仕事がしたい」



恐らくこれは、

医療職のような直接人に関わり

「ありがとう」が伝わりやすい仕事を指していたのだと思います。



そこで初めに選んだものが、養護教諭
いわゆる保健室の先生ですね。


とてもなりたかったのですが、
その競争率の高さに現実面で諦めました。



さて、似たような業界で何かないものかと探したところ、

職業紹介の専門誌で視能訓練士を発見。


「なにこれ、こんなお仕事あるの?超マニアックでかっこいい!!」
(当時の言葉そのままに)


当時、珍しいお仕事に心惹かれるそんなお年頃でしたので、
特殊な職業に強烈にひかれていました。


そして、その専門誌の次のページをめくると、
言語聴覚士」の紹介ページが。


忘れもしない、あの衝撃!!!

「なに、このかっこいいお仕事!!!!」



仕事内容も全くよくわからないままに、

「言語」「聴覚」

その言葉から発する専門的なイメージに
なんの根拠もなく、

「この仕事につきたい!」と進路を決定しました。



そこから北海道で数限りある養成校を見つけ

平均評定をギリギリ上げ、
なんとか推薦枠で滑り込み3年過程の養成校に入学。


その間、学費等の関係で
親に反対されて猛烈に説得して


どんな職業かもはっきりと掴めていないままに
憧れたまま走った高校3年生。


まさに猪突猛進。
こんな進路決定のエピソードにただただ自分でも
驚くばかりです。


それで本日まで続いているなんて不思議ですね。


高校3年生で祖父が重度嚥下障害になり、
胃ろうの選択を迫られ、

母の深く悩み続ける姿を間近で見ていたことは
今の嚥下障害予防の活動の原点ではあるのですが、


当時は嚥下障害治療が
言語聴覚士の職域の範囲とはつゆしらず。


ただただ「言葉」に関わるお仕事をしたい、と
青臭く思っていました。
(昔から本を読んだり、国語の授業が好きでした。何ならポエムとかも・・・)



この時点では就職先なんて
全く想定にありませんでした。


地元で言語聴覚士さんが働いている病院を耳にしたり、

実際に見学に行ったことがあったので


なんとなく地元の病院で働けるのかも?と
漠然と捉えていたのですが、



どこでどんな風に働けて
どんなお仕事になるのか


わからなかったからこそ、大きく迷うことなく
学生生活を送ることができたのかと思います。




実際に就職先を考え始めたのは

私の場合、実習期間の頃。



それまでクラスメイトの中でも

就職先の話をする機会は少なく、



多くの友人もはっきりと描いていなかったように思います。



そこから臨床実習が始まり、

「STとして働く姿」がリアルに浮かぶようになった頃。



クラスの中でも実習先で就職したい、
または実習先に声かけられている人が

ちらほらと出てきました。



そこから意識する
どこで、どんな臨床家になるか、ということ。



私の場合、もともと小児や聴覚系の希望はなく、


殆どの学生と同じ、成人希望で養成校に入学、
実習選択をしていたので、



「成人」でどこかで「失語症」「嚥下障害」
が見れる場所に就職したい、


かなり大きくとらえていました。



地域は北海道内で地元に帰省しやすい距離であれば
どこの地域に就職してもよかったのですが、



過去ブログの通り、
実習が思ったようにできなかった思いを抱えていたので、


その実習地がある地域を就職したい地域として選びました。





私の場合、2カ所目の実習先に働けたらなぁと思っていたのですが、
募集枠の制限などもあり



就職先が決まらないまま
国家試験時期に突入。



その間も求人票は見ていたのですが、

地域を限定したことで求人は少なく、
数少ない求人の中で病院関係はその枠が着々と埋まっていき、


1つだけ残っていた求人票を国家試験の勉強中も
繰り返し繰り返し見ていたことを覚えています。



その場所は介護保険分野の施設で

思い返せば、当時養成校では
ほとんど介護保険について学習する機会がなく、

全く未知の領域であった介護保険分野。



友人には、「初めは病院勤務がいいんじゃない?」と言われたけれど、

担任の先生には、「老健で勤めたらその対象領域が広いから、どこでも働けるようになる。
一人職場じゃないし、大丈夫だよ。」



と言われ、安心したことを思い出します。



なんとなく、「病院」で働くイメージを持ち切れなかった私が、

なんとなく気になっていた「生活期」と「訪問リハビリ」


そして、身体機能を見れる言語聴覚士になりたい、ということ。




その全てが叶い、自分にはハマり、

今のフリーランスになってからの活動のベースに
介護保険分野がなっているのが驚きです。




そのまま就職活動できずに試験当日をむかえ、

自己採点合格点ギリギリで合否判定まで
就職試験を受けられず、



合格発表の日にその足で流れに身を任せたまま、
前述の介護施設に面接に行き、


当日のうちに採用が決まり、

翌日には入社式を受けたこと。



用意されていたかのようなタイミングで、

就職できたことはただただホッとしました。




そこからのめり込むように10年勤務し
今に至るのですが、


就職先については
学生時代から良い意味でおおらかに考えていました。



それというのも、現在と同様で就職先の募集数に関しては
成人領域は十分にあり、


かつ教員から
「リハビリセラピストは転職してスキルアップをするのが当たり前」
という風潮を聞いていたからです。



ひと昔前の働き方の捉え方ではなく、

「転職する人が多い業界」と聞いていたことで

比較的楽に考えられていたと思います。



だから、初就職の場所も気負いしきらずに選ぶことができた。



結局、どこで働くか考えに考えても、

実際にその職場が合うか、合わないかはわからない。




働く場所に拘ることも大事だけれど、

働いた場所で、どう働くか、考えて行動することの方が

大切だと振り返って思います。




学生時代に、教員から

言語聴覚士の就職状況のリアルや

待遇、地域差なども聞ける範囲で聞けていたことは
とても大きなことでした。



その意味で、養成校には
専門領域の学習以外にも、就職前後の情報を
学生の立場で伝えるコミュニケーションを

濃密にもってもらえたら臨床にでる前後の悩みが減るのではと思います。




最後にこのブログを通して伝えたいことは、



数ある職業の中から、この職業を選んでくれてありがとう
ということ。



世の中に数多ある職業の中から、
言語聴覚士を選んでくれる、って実はとてもすごいことなんです。


自分の大事にしている職業を目指そうとしている人が
このブログを読んでくれていたら、こんなにうれしいことはありません。



労働人口の減る中、消えていく職業もこれから続々とでてきます。


言語聴覚士は、困っている人がいて
成り手がいれば、職業としてはなくなりません。


言語聴覚士を選択肢の一つとしてでも
あげてくれていることに敬意をこめて。


素晴らしい選択ができることを祈ります。

働き方をフリーランスにするとは

【第105回】

働き方をフリーランスにするとは

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お久しぶりです。

はしっ子ブログ久しぶりの更新です。



書きたい、書きたいと思いつつ
気づけば前記事から3カ月以上も経ってしまっていました。


理由は、あります。


なんだかせわしなかったから。


文章としてアウトプットする場合、
自分の中で整理し落とし込んでいることではないと


なかなか文章に落とせないので

なんとなくこれまで気が落ち着かなかった、ということになりますね。



でも、やはりこれまで文章を書いてきた人にとって

書かなくなる(書けなくなる)ことは
なんだかすっきりしない気持ち悪いものでした。



やはり書きたいもの。吐き出したいもの。



ということで、ブログタイトルをひっそりと変えています。



タイトルの末尾につけたのは

「ウィークリーマガジン」

ウィークリー = 週1回
この場を借りて書かせていただきたいと思います。


今から弱気な発言で恐縮ですが、


時々飛ばすかもしれません。
そこはご愛敬でお願い致します(笑)





さて、私は「なんだかせわしなかった」と書きましたが、

皆さんはどうでしたか?



テレビをつければ、ネットを開けば
コロナ、コロナ、コロナ、コロナ・・・・



なんだか巨大な渦に飲み込まれてしまいそうな

信憑性のあるのかないのかわからない情報が
これでもかとばかりに溢れ返っています。



今、楽しい気持ちでい続けられる方は
少ないのではと思います。


今、不安なく豊かな気持ちが充足している方も
少ないのではと思います。



私のいる介護医療業界も
ボーナスカットが珍しくなかったり(これはコロナ以前からの業績が大きく関与しますが)


なんとなく不安、
なんとなくこのままでいいのか、


そんな思いを抱えるリハビリセラピストも
少なくないと感じます。



というのも、このブログをお休みしていた約3カ月。


このブログの閲覧数は延びているんですよね。


フリーランス」「言語聴覚士」のキーワードで
何らかの情報を欲している人が増えている。



これは、フリーランスになって5年目に入った私が
これまでに感じていなかった実感です。



それは、

「いつか」のための情報収集ではなく、
「動く」ための情報収集だと感じるから。


「いつか」のストックのための情報収集ではなく、
「動く」ための情報収集は


そのスピードも、その密度の濃さも全然違う。



直接連絡を頂く方からは
その熱量をしかと感じます。


オンラインでも、直接会わなくったって
しっかり感じるんですよね。




その中で、よく頂く質問は

「どうしたらフリーランスになれるのか」


ということ。



フリーランスは名乗ってしまえば、
もうその日からフリーランスになれるので

簡単になれるものなんですが(笑)




ここでの質問の意図はおそらく

「どうしたらフリーランスで仕事ができるのか」

ということなんですよね。



いわばどうやって仕事を作ったらいいのか、
ということ。




ここも答えはいたってシンプルです。



「自分はどんなことを<フリーランスの立場になってまで>やりたいと思ったのか」

ということ。




忘れてはいけないことは

組織から離れてフリーランスになる、ことが
ゴールではありません。




フリーランスになって「何を」したいのか。

安定から離れてフリーランスになってまで
やりたいことは何なのか。



これを突き詰めていくと必ず、
自分が提供できるお仕事が見えてきます。


それは保険内なのかもしれません。
保険外なのかもしれません。



医療機関が長ければ長いほど、
介護保険分野が長ければ長いほど、


これまでの医療保険介護保険に準じた枠に
あてはめて考えがちです。


それは自分でも気づかないほど、
知らず知らずの枠にはまっています。


それは私の中にもあるし、あなたの中にもある。



でもその枠をうまく外せたら
仕事は無限大に作れる。



もちろん言語聴覚士法など
コンプライアンスは守らなければなりませんが、

守るものを守れば、あとは本来自由です。



フリーランスになってみてわかることは、
ほぼ全て自分でやらなければならない、ということ。


経理も広報も営業も
企画から立案まで


今まで他部署が支えていてくれたこと、
役割分担されていたことが

「自分でやる必要があること」になります。


お金を払って人にやってもらうこともできますが、
それも経費のかかること。



自分の仕事、得意なことに集中できることは、

組織に所属する大きなメリットです。




フリーランスになると、

これまで所属していた場所の大きさ、
社会的信頼性を本当に強く感じます。


フリーランスになると、後ろ盾がありません。

守ってもらえるものも支えてくれるものも、
そして同じ立場で相談できる人も


かつての上司や同僚のような存在は当然ながらありません。


自分の休みをカヴァーしてくれる同僚や後輩もいないので
スケジュール管理や体調管理は絶対です。



これまで医療介護の世界しかやってこなかったのならば、
その世界以外のことを何もしらない、と愕然とします。



名刺ひとつ作るにも、ホームぺージを作るにも、
今は安価で作りやすくなっていますが、それも知らないと利用できません。



フリーランスは総合力が問われます。


この人に仕事を頼んでも大丈夫か、
この人と一緒に仕事をしたいか、


人としての信頼感をいつも見られています。



フリーランスになるということは、
孤独でシビアなものです。




ですが、ここまで現実面を言ってもなお
上回る楽しさや喜びがあります。



自分が作った仕事やサービスが必要とされる嬉しさ、
業界外の人と一緒に仕事をする楽しさ、


これまで保険内で加算がないから諦めていた
「こんなのあったらいいな」を形にできる自由さ、

そしてそれがニッチであっても、確かに必要とされる喜び



それらの一連の過程を正当に評価してもらえる
自由設定の報酬


誰が関わっても同じ報酬の世界から
自分に価値をつけて報酬設定できる世界になります。




フリーランスとは
良くも悪くも自由なのです。



自分がフリーランスになって

〈良い面〉を伸ばすこともできるし、
〈悪い面〉を伸ばすこともある。



自由とはそういうことだと思います。





今日書いた話は、フリーランス脳」を育てる話でした。




よく聞かれることは、実際のお金の話

ようは食べていけるか、食べていけないかの話なのですが(笑)



これは、生活に必要なお金は人によって違うし、
満足のいく額も違うので、


なんともお答えしようもないのですが、


自分の受け取りたい報酬額を設定して働くことはできます。


報酬よりも時間の方が大事だったら
そのように設定して働くこともできます。



自分にとって何が大切なのかがわからないと、

フリーランスになっても苦しむことになります。



ぜひ、何のために
フリーランス〉になり、

フリーランスになってまで〉
やらなければならないことは何なのか、

考えて、考え続けて下さい。




この作業は誰かがやってくれるものではありません。


自分が自分で
向き合わなければならないもの。



人に相談し続けても、

結局最後に決めなければならないのは

自分なのです。